マカで不妊を克服できるのか?

マカ
さて、今回はマカについて考えてみたいと思います。
僕たちが妊活を始めた時、ネットでマカは不妊に良いという情報をいくつかみかけました。

実際に、妊活サプリの中には、男性用女性用に関わらず、沢山のマカ配合サプリメントが妊活・不妊にということで販売されています。
男性用の販売サイトでは以前は、”天然のバイアグラ”とか、”アメリカのNASAが宇宙食に採用した”とか、ちょっと胡散臭い宣伝文句まであります。

厚生労働省が関係する国立健康・栄養研究所のサイトでは、、マカは、南米ペルー原産の多年草で海抜4,000-5,000mの高地で植生するアブラナ科の植物で、カブに似た根茎部分が食材として重宝されているとあります。
俗に男女ともに「強壮作用がある」といわれ、健康な男性では一部に有効性を示唆する情報もあるいうことまで書いています。

あくまでこれは俗にということですので、その成分なども調べてみました。

マカの成分は?

一般的なマカ粉末100gあたりを食品分析センターで栄養税分を分析した結果が以下の通りです。最近はマカも種類が多数ありますのであくまで参考程度ですが、アミノ酸を中心に妊活に良さそうな成分が含有されている事がわかります。

分析項目
カルシウム 586mg
11.5mg
タンパク質 11.3g
亜鉛 7.93mg
アミノ酸
アラニン 0.39g
アルギニン 0.61g
アスパラギン酸 0.67g
グルタミン酸 0.73g
グリシン 0.35g
ヒスチジン 0.19g
イソロイシン 0.28g
ロイシン 0.45g
リジン 0.31g
メチオニン 0.11g
フェニルアラニン 0.29g
プロリン 2.49g
セリン 0.33g
トレオニン 0.33g
チロシン 0.20g
バリン 0.39g

マカの特徴としては、アミノ酸スコアが80という事で必須アミノ酸の含有バランスがよい事が挙げられます。
その他に、亜鉛やビタミンなどもバランス良く含んでいて、アルカロイド、フラボノイド、テルペノイド、サポニン、グルコシノレートなど男性の精力サプリメントの紹介サイトで見かける成分を含んでいることも注目される理由かもしれません。

マカの妊活で科学的根拠

マカで精子所見改善するのかマカの働きや有効性については、以前は販売サイト等で、マウスなどを使った動物実験に関する文献で、精子の数が増えたとか、精力アップに効果があるという紹介もありましたが、
最近は、欧米でヒトを対象とし、研究報告も増えてきたようです。
日本では、秋田大学産婦人科の研究チームが、原因不明の乏精子症、精子無力症と診断された14名の男性不妊患者に、1日に3グラムのマカを服用させたところ、8名の男性で精液所見が改善したと報告もあったようです。
一方で、改善がみられなかった6名などの結果から、既に精子をつくる働きが損なわれている、もしくは、低下している男性不妊患者には無効であるという発表をしています。
この改善も妊娠に至るまでの改善かどうかは不明です。

【結論】マカは妊活に使えるのか?

マカは、アミノ酸バランスの良さや、ミネラルやアルカロイドなど植物性生理活性成分を含む植物で、滋養強壮に良い植物として間違いのない素材です。

しかし、不妊治療の専門家や論文での根拠はなく、不妊治療の薬やホルモン療法、外科療法の代わりになるものではありません。

一方でマカには、副作用の報告はありません。マカにはアルギニンも含まれることから精力アップや不足しがちな栄養補給改善の一環としては、”マカは使える”と言えるのではないでしょうか?

ただし、効果を実感しにくいものを継続するのは中々難しい面もありますので、うまく活用する方法も考えていかないといけないですね。

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