妊活、不妊治療の専門用語【あ行】

妊活・不妊辞典妊活や不妊治療、検査などで使われる専門用語をあいうえお順、とアルファベットでまとめました。
妊活や不妊治療には、今までの生活では聞いたこともないような専門用語があります。僕自身もブログやインターネット、妊活雑誌を見ても意味が分からないこともありました。
特に、男性の場合、女性の体の仕組みや妊娠のプロセスもよくわかっていませんので、用語を知る事は大切です。

アシステッドハッチング(AHA)

アシステッドハッチング(AHA)体外受精で使われる着床率の向上を期待する方法。
体外受精で、グレードのいい胚を移植してもなかなか着床しない場合に行われます。
通常、受精した胚は細胞分裂が進み、透明帯からハッチングし、子宮内膜に着床します。その透明帯は胚の体外培養や凍結融解、あるいは加齢によって硬化する事もあるので。受精卵の表面に穴を開けたり薄くしたりして、胚のハッチングを促し、床率の向上を期待します。

アンチミューラリアンホルモン(AMH)

アンチミューラリアンホルモン(AMH)AMHや抗ミュラー管ホルモンといわれる、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン。
血中AMH値で卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、卵巣予備能の目安となる評価指標で、不妊症治療で注目されてきている。
 AMHの数値は卵の数の目安であって、質や順調に育つかは年齢に相関します。卵子の老化は実年齢に比例しますので、同じAMHの値であっても、年齢が高くなればなるほど反応は悪くなります。産まれたばかりのときは200万個の原始卵胞が存在すると言われています。これが思春期には30万個、そして50歳ぐらいの閉経間際には1000個以下となり卵巣の機能は停止します

アンドロゲン

テストステロン男性ホルモンの総称。
男性性器の発育、骨格や筋肉の形成、性欲の高ぶり、精子の製造などに深く関わるホルモンです。
男性不妊の治療では、アンドロゲンの中でも精巣で産出される「テストステロン」と呼ばれるホルモンの補充療法が行なわれることがあります。
女性でもアンドロゲンが過剰に分泌されることがあり、COS(多嚢胞性卵巣症候群)など排卵障害を引き起こし不妊原因になることがあります。

アクロビーズテスト

体外受精の際に行われる精子の受精能力を調べる検査の一つです。
受精するために、精子の先体が変形して酵素を放出し、卵の周りにある卵丘細胞や透明帯を破壊して侵入する、先体反応が起きるか否かを調べる検査で精子の受精能力が分かります。
精子の受精能力が乏しい場合には、体外受精を行っても、せっかく採取した卵も受精できない可能性が高くなりますので顕微授精が必要になります。

黄体形成ホルモン(LH)

黄体形成ホルモン(LH)黄体形成ホルモン(LH)は、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣内の卵胞が発育した時に卵胞を排卵させる働きがあります。排卵直前になると急激に大量分泌されます。この現象をLHサージといい卵胞の成熟・排卵・黄体形成に関与し、卵胞刺激ホルモン(FSH)と協力して働きます。
この2つの数値が低いと、卵子の成熟〜排卵までのサイクルがうまくいかなくなり、妊娠しづらくなります。
医師によるタイミング法では、LHサージと卵胞の大きさ、子宮内膜の厚さなどで排卵を予測します。排卵時に黄体形成ホルモン(LH)の代用として、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)を注射することがあります。

黄体化非破裂卵胞(LUF)

卵胞は、18〜22㎜に達すると女性ホルモンの上昇に呼応した黄体形成ホルモンの上昇。いわゆるLHサージによって、卵胞破裂、排卵に至りますが、基礎体温が上昇しても実際は卵胞が破裂していない状態を黄体化非破裂卵胞(LUF)といいます。卵子が残っている状態で卵胞が黄体化してしまい、黄体ホルモンが分泌されるので基礎体温は高温期を示します。排卵が起こっていないので妊娠することはありません。
クラミジア感染や術後癒着、卵巣表層に存在する厚い莢膜細胞層、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症性嚢胞などや、LHサージを阻害するような高プロラクチン血症があっても、卵胞は破裂しにくくなりますが、原因不明不妊(機能性不妊)の一因と考えられています。

黄体機能不全

卵巣の中で卵胞が十分に発育すると脳下垂体から卵巣に向けて黄体化ホルモンを分泌します。通常、黄体は子宮に向けて黄体ホルモンを分泌し、子宮内膜を厚くするなどの妊娠の準備を促し妊娠しやすい状態となりますが、黄体機能が不全ですと、子宮内膜の形成が不完全で、着床しにくい、妊娠しても流産しやすいなどの問題が起き、結果的に妊娠しづらくなる場合があり、この状態を黄体機能不全といいます。黄体機能不全には、自覚症状はありませんが、基礎体温をつけると、黄体機能不全が疑われる波形が現れます。
黄体機能不全の治療は、その症状や程度によって異なりますが、基本的な考え方としては、卵胞の発育過程に問題がある卵胞発育不全の場合は、排卵前に「クロミフェン」を服用して卵胞の成熟を促します。黄体期にプロゲステロンなどの黄体ホルモンを補う薬を投与して、黄体機能の維持を図ることもあります。

エストロゲン

エストロゲン(卵胞ホルモン)エストロゲン(卵胞ホルモン)は、主に卵巣から分泌される女性ホルモン。
・卵胞の成熟を促進させる
・子宮内膜を肥厚させ着床しやすい環境を整える
・ 頸管粘液の分泌を促し、精子の侵入をサポートする。
・ 妊娠中に分泌量が増加し、乳腺を発達させ産後の母乳生成を促す。
妊娠に関して上記の働きをするだけでなく、妊娠や出産に直接関わらない面でも、破骨細胞を減らして骨芽細胞を増やす働きで骨粗しょう症を防いだり、LDLコレステロールの増加を抑え、動脈硬化予防にも働くなど重要な働きをするホルモンです。
植物の中には、エストロゲンと似ている生理作用を持つ植物エストロゲンもあり、大豆などに含まれるイソフラボンは弱いエストロゲン作用から更年期障害や2型糖尿病の改善に効果があるといわれているが、厚生労働省がサプリメントや添加物としてのイソフラボンの過剰な摂取に注意を呼びかけている。

オリフェン錠

クロミッドオリフェン錠は、経口製の排卵誘発剤でクロミフェン製剤としてポピュラーな排卵誘発剤です。卵巣を刺激して卵子や卵胞の成長を助ける薬です。製品名は他にもクロミッド、セロフェン、フェミロンなどあります。

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不妊治療の病院

体外受精不妊治療は段階によって検査や治療も異なります。女性の場合は婦人科系で受診したり、不妊治療専門の病院やクリニックにはじめから行く場合もあります。
男性の場合、高度な不妊治療でない場合は、泌尿器科や総合病院でも精液検査を受けられます。
状況によってはセカンドオピニオンを選択する場合もあります。病院選びで不妊治療の過程や結果は大きく異なる場合もあります。
ネットや雑誌、ブログなどで情報を収集したり、各種セミナーなども参考にして慎重に選ぶことも大切です。

地域別の男性不妊の病院

下記で紹介しているのは、地域別の男性不妊の検査を受けられる病院やクリニックです。
高度な生殖医療設備があるところだけではありませんが、病院選びの参考までにご覧ください。

九州・沖縄の不妊治療できる病院

中国・四国地方で不妊治療の病院

近畿地方の病院

中部地方の病院で不妊治療

北陸の不妊治療病院

関東で不妊治療をしている病院

北海道・東北で不妊治療の病院

ネットや雑誌を参考に僕が調べた不妊治療や男性不妊の検査をしている病院です。その他にも多くの病院で行っていますので、随時追加・修正していきます。

妊活サプリ

ルイボスティ検査で特に問題が見つからない場合や、妊活の初期段階だけでなく、妊娠しやすい体調を整えるために、妊活サプリも活用されています。
あくまで栄養補助的な位置づけですが、多くの方が利用していますので、必要な場合は自分にあった物を慎重に選びましょう。

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