人工授精(AIH)
人工授精は、精液を遠心分離などによって精製し、活性の高い精子を選別し、カテーテルなどを使用して子宮腔に注入する方法です。
子宮に注入された精子は、その後、自力で卵管へ進入していき、受精、着床などは自然妊娠と変わりありません。「人工」という言葉で機械的なイメージを受ける方もいますが、極めて自然妊娠と近い治療法です。タイミング指導で妊娠に至らなかった場合や、精子の運動性や数に問題があり、自然妊娠に困難がある場合、性交障害(インポテンツ)やセックスレスがある場合、抗精子抗体が陽性である場合などでも人工授精を選択することがあります。人工授精(AIH)では1回あたりの妊娠成功率は10%前後で、5~8回行った場合は25~30%前後です。また、人工授精と合わせて排卵誘発剤を使用する場合もありますが、多胎妊娠の可能性が高くなるので、自然周期か排卵誘発剤併用化は慎重に判断する必要があります。
AIHとAID)
AIHは、夫の精子を妻の子宮に注入しますが、夫が無精子症や遺伝子疾患の場合などは、第三者の精子を注入するAID(非配偶者間人工授精)を選択する夫婦もいます。
AIDを行っている医療機関は少なく2014年現在10件程度です。日本では、1949年に慶応大病院で最初の子どもが誕生し、これまでに1万人以上が生まれたとされていますがデリケートな問題で正確な数値は不明です。AIDは単なる生殖補助医療ではなく、その後の親子関係に大きな影響を及ぼすことの考慮し慎重に検討が必要です。
不妊の原因は旦那かも?でも言い出せない!
子どもが欲しい、二人目を授かりたいと思っていて、女性が病院やクリニックで検査して何もなく、「もしかして旦那に原因があるかも?」「男性不妊の検査(精液検査)を受けて欲しい」
と思っていても、なかなか言い出せないというケースは案外多いようです。男性は自分に原因があるかもと思っていても自発的に検査を受けたり、妊活サプリを続けるのも三日坊主という方が多いようです。
そんな方には男性不妊に適した青汁もおススメです!!