精子の質は抗酸化を心がければ女性の負担は軽くなる

精子のミトコンドリア男性不妊の原因の90%は、無精子症、乏精子症、精子無力症など造精機能障害と言われ、精子をつくり出す機能が問題で、有効な治療法がないものになります。

この場合、何度か人工授精を試みて、妊娠しない場合の選択肢は、体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療となり、女性の不妊治療の負担は精神的にも肉体的にも大幅に増えます。

男性が普段の生活の中で、精子の問題をクリアできれば、女性の負担も軽くなり経済的な負担も軽減出来ます。

これまでは、男性ホルモン剤や漢方薬などが処方されるのが一般的でしたが、最近は、精子のDNA損傷や奇形率などを研究している世界中の男性不妊専門医が最も効果を指摘しているのが「抗酸化療法」といわれます。

WHOの国際調査でも、1998年から2011年の間で、精子の数と運動率は20%も下がっているという報告があります。
これには、現代人の食生活、環境などが、酸化物質の影響を受けやすいことも原因の一つとされます。

食生活の見直しがスタート

抗酸化で妊活スタート男性不妊治療専門家の研究では、精液中の活性酸素の量が多く、酸化ストレスが高いと男性不妊になりやすいという報告があります。体内の活性酸素の増加が、精子の運動率や機能を低下させたり、精子のDNAを損傷させ、精子をつくる働きや受精能力の低下に関与しているとのことです。
もともと、精子には酸化されやすい不飽和脂肪酸が多く含まれていますが、活性酸素を消去する酵素を少ししかもっていないことから、精子は活性酸素の攻撃を受けやすい宿命的な理由があるようです。
体内の抗酸化作用を高めるための基本は食生活です。
そもそも、活性酸素は人間が生きている限り、全身の細胞で発生し続けます。さらに喫煙、飲酒、食生活の乱れ、紫外線などによって活性酸素が一気に増加して、体に影響を与えます。食生活の見直しと合わせ、禁煙、禁酒(減らす)を心がけることが大切です。

抗酸化物質を多く含む食生活

抗酸化作用を持つ物質を抗酸化物質と呼び、主な抗酸化物質は最近話題の植物から摂れるフィトケミカル、カロテノイド、ポリフェノール、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、コエンザイムQ10などがあります。
食生活の中でこのような抗酸化物質を摂取するために以下の食品が有用とされます。

  • ケルセチンやルチンを含む「そば」
  • カテキンやタンニンを含む「お茶」
  • イソフラボンの「大豆」
  • 野菜の抗酸化で妊活その他緑黄色野菜やリンゴも多くの抗酸化物質を含みます。抗酸化物質は特別な事をしなくても野菜や果物に含まれています。
    好き嫌いなく、バランス良く積極的に野菜や果物を食べていれば不足することはないと考えられます。
    しかし、忙しい方や外食が多い方などは野菜不足=抗酸化物質不足=男性不妊の原因の食生活になりがちです。
    また、高カロリー・高脂肪な肉食中心の欧米型の食事は、体が酸化しやすいため、活性酸素の攻撃を受けやすいと考えられます。
    少しずつ食生活を変え、上手に抗酸化作用があるサプリメントを取り入れて、活性酸素を抑えましょう。

    抗酸化物質を多く男性不妊サプリ

    抗酸化物質を含む男性不妊サプリも数多く販売されていますが、続けることがポイントです。
    精子の抗酸化という点では、これまでも、

  • コエンザイムQ10
  • L-カルニチン
  • 亜鉛
  • セレン
  • などが配合されているサプリメントが処方されることも多いのですが、男性が、切羽詰まってからしか治療に行かないという事もあり、なかなか精子の酸化を事前に防ぐことは難しかった面もあります。

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    精子のための、抗酸化物質の代表格「コエンザイムQ10」「亜鉛」「ビタミンE」「L-シトルリン」などが高配合されているだけでなく、
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    その他にも男性不妊サプリには、抗酸化を重視した商品が出ていますので、順次紹介していきます。