男性不妊克服に大切な精子の運動率
男性不妊の原因とされる「精子」の問題。
現代は、精液検査で、乏精子症や無精子症と診断されても、少ない精子や精巣の中から精子を取り出して、体外受精や顕微授精など高度な生殖医療で妊娠も可能な時代です。
しかし、高度な医療には時間や経済的な懸念もあり、踏み切れない場合もあります。
精子の数や運動率を上げるために、漢方やサプリメントを利用する場合もありますが、
医学的に確実に向上するという治療法はない
という専門医が多いのも現状です。
男性の精子に問題がある、またはあるかもしれないといった時にどうしたら良いのでしょうか?
男性も早めに検査を
しかし、実際には、男性不妊かどうか、しばらくしないと分からないというケースが多いのが現状で、男性が率先して精液検査をすることが少ないからです。
子どもがなかなか授からない場合、女性が病院で、ホルモンや卵巣、卵管、子宮などの検査をして、女性に不妊の原因がないと分かって、男性が検査をするケースが多いのも時間ロスの原因です。
子どもが欲しいと思った時、男性も検査していれば、妊娠までのタイムロスは少なくなりますが、精液検査をはじめから受ける男性は少ないように感じます。
男性も進んで検査を受けてほしいと思います。
実際に、男性不妊の診断は精子の数値でほとんどわかります。精液検査の結果、精子の数値が思わしくなかったとしても、精液検査の結果は体調などによって影響を受けやすいです。
まずは禁煙から
検査に行く前からでも出来る事もあります。男性不妊かもと悩んでいる場合でも、精子の数や運動率を上げるためには、喫煙習慣のある人は、なにはともあれ禁煙です。
食生活を改善したり、漢方薬を飲んだり、亜鉛などのサプリを摂取することも精子に良い影響を与えますが、
煙草は、精子にとって百害あって一利なしです。
僕も、ヘビースモーカーでしたが、妊活をきっかけに禁煙しました。
男性不妊克服に一番大切な事は精子の質
女性の場合、不妊の原因は卵巣、子宮など広範囲にわたりますが、男性不妊の場合、精子が原因の場合が殆どです。
精液検査の結果は変化がありますし、射精をしていない期間、いわゆる禁欲期間が長いと精子の運動率が低くなります。
若い頃は、性欲も旺盛で射精の間隔も短かったのが、結婚後、年齢を重ねるに従い、射精の感覚も長くなる方が多いと思います。
専門医も精子の運動率の低い人は、禁欲しないで3日ごとに射精する事を奨めるドクターが多いのも頷けます。
精子の質を上げる一番のポイント
射精の感覚が短い方が精子の運動率が向上するというのは、僕も自身の体験からも「なるほど」という気がします。
僕も40歳を過ぎて、妻との小づくりも月一回、排卵日を狙ってという失敗経験がありますが、精子の運動率を意識してからは、
最低、週一回は射精するようにしていました。
妻との行為が無い時は、自身で射精し、運動率を上げることを意識していましたら、不思議な事に性欲も徐々にあがり、妻との行為も以前より増えていき、
最終的に子どもを授かることができました。
亜鉛の摂取も自然に
子どもを授かるために、精子の数、運動率を意識して、食事で亜鉛やタンパク質を摂ることももちろん意識していました。
始めは、サプリメントも使用しましたが、忙しかったり忘れたりと続かなかったのですが、亜鉛の入った青汁を食事の時にお茶代わりに習慣にしていました。
個人的には、やれることは何でもやろうという気持ちで、禁煙、定期的な射精、亜鉛入りの青汁などをやったので、
何が功を奏したのかはっきり、これというのはわかりませんが、いずれも自然に習慣に出来たので良かったのかなと思います。
夫が男性不妊かな?という奥様に
奥様が検査を受けたり、生理も順調なのに、なかなか子どもに恵まれず、旦那さんに原因があるのかも?と思っていて、
旦那に切り出せないという方も多いです。
まず、奥様に知って頂きたいのは
「男は病院嫌い・薬嫌い・サプリが苦手」
という事です。
そして、
男は生殖器官に関して、妙なプライドがあります。
男のわがままですが、旦那に原因があるのでは?と思っても決して強い言葉や態度で接しないで、
優しい女性、弱い女性を演じてでも、男の妙なプライドを傷つけないで頂きたいと思います。
男は勝手なイキモノですが、奥様が自分より強い態度でいると、生殖機能はますます衰えます。
もし、旦那に問題があるのかも?と思っても、決して旦那さん側に問題があるという言い方をせずに
「二人のため」「私のため」と検査を受けて欲しい事を伝えましょう。
(僕の場合が、妻が涙を流しながら、「女性の妊娠適齢期や不妊治療のつらさ」を話してくれて検査を受ける事にしました。