精子は精巣で形成される

精子と男性不妊精子は精巣(睾丸)で造られて、精管を通って尿道へと運ばれます。精子を造る精巣は陰嚢の中にあり、固い白膜で覆われています。その中には小葉と呼ばれ、精細管があります。精細管は精巣内に1000本以上存在して、ここで精子が形成されます。
精子は精細管の中で、精祖細胞から精母細胞、精子細胞、精子へと細胞分裂を繰り返し、およそ74日~80日かけて形成されます。

精子と男性ホルモン

精細管で精子が形成されるには、複雑な過程がありますが、脳からのホルモン分泌が必要となります。脳から分泌された性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の分泌を促進し、それぞれが精細管や製造内の細胞に働きかけ、男性ホルモンであるテストステロンを産生することで精子の形成を促します。
したがって、ホルモンバランスが悪くなると精子が形成されにくくなります。例えば脳に腫瘍があって、卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンが分泌されないと精子は形成されなくなり、テストステロンも産生されにくくなり射精障害、ED等を引き起こしてしまいます。
男性ホルモンは30歳前後で徐々に低下していきますが、精細管の中にある精子を形成するセルトリ細胞は加齢による影響を受けにくいので、高齢になっても精子は形成され子供をつくることが可能です。

精液は精嚢と前立腺で造られる

精液の70%は精嚢で造られます。精嚢からの分泌液は、精子に運動エネルギーを与える重要な役割を持っています。また残りの30%は前立腺からの分泌液で精子を活性化させます。精巣で造られた精子は精巣上体(副睾丸)で成熟し受精能力を蓄え、長さ40cm程の精管を通ってから精嚢の分泌液と混じり、その後、前立腺の分泌液と混じり精液となります。

精子の構造

精子の構造精子の全長は0.05~0.06mm程度で、頭部、中間部、尾部、終末部に分かれます。頭部には遺伝子情報(DNA)があります。また先端には先体があり受精の際に酵素を出して受精のための働きを行います。
また中部には精子のエネルギー源でもあるミトコンドリアが詰まっています。尾部や終末部は精子が元気に泳いで前に進むための器官となっています。

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